英語学習をしているけど、なかなか話せるようにならない。
英語ができる人を見ると、自分と比べて落ち込んでしまう。
チャレンジしたけど自分の英語が通じず悔しい思いをした。
こんなお悩みはありませんか?
そこで本記事では、海外在住4年目の私が、英語がなかなか話せるようにならず悔しい時のありがちな例と、話せるようになるまでのステップをお伝えしていきます。
英語が話せなくて悔しくなる理由
英語を話せるようになるには時間かかると言われますが、ただ闇雲に時間をかけるというのは考えものです。
よくありがちな失敗パターンを4つ紹介していきます。
短期間で話せるイメージに期待しすぎている
結論、今スムーズに話せる人にも話せない時代はあったので焦らないことが解決策です。
英語を自然に使いこなしている人をみると、まるで努力なくいとも簡単に身についたように見えるかもしれません。
最初は何らかのきっかけがあり、最初はやる気になって取り組んだものの、数ヶ月たってからの成長度は期待以下で残念な気持ちになるかもしれません。
これは、英語だけに限らず、大人が1から何かを覚える時にも同じことが言えます。
急な成長は期待しすぎず、時々振り返りながら焦らずに学習を続けるようにしたいものです。
カタカナ英語が染み付いている
英語を話したり聞いたりすることが目的の場合、発音はとても大切な要素です。
日本の日常生活では、英語をカタカナにして使うことが当たり前になっています。
例えば、コーヒー、ジュース、グラスなど、日本式のカタカナで発音で話してもネイティブには伝わらないでしょう。
私がオーストラリアで生活していた時、ベビーシッターの仕事をしました。
大人は多少日本語発音でも努力して聞き取ろうとしてくれますが、子供相手だと日本語発音が全く通じず、苦労しました。
また、大人との会話でも日本人になれていない人の場合は、全く伝わらない時もあるのです。
頭ではカタカナと実際の発音が違うと分かっていても、無意識に日本の生活でカタカナ発音を刷り込んでいるのです。
また、大人になり年齢が上がるほど、学校の英語の授業より、日常生活でカタカナ英語に触れる時間の方が多くなります。
このため、大人になってから英語を話せるようになるには、英語の発音を特に意識することが大切です。
勉強時間の配分が良くない
初心者から話す、書くなど英語でアウトプットすることを意識しましょう。
よく、私は初心者だからまず基礎から学び直すことが大事で、話すのはまだ早いという人がいます。
もちろん文法などの基礎は大事なのですが、日本の学校教育では読み書きのインプットが中心です。
中学レベルの文法知識を身につけながら、同時進行で話すことや書くこと(アウトプット)に力を入れていくことが大切です。
私はオーストラリアに滞在した初期に、ホームステイの家族とのやりとりを筆談でしていた時がありました。
日本にいた時に英会話教室に通っていたのですが、実際の会話の場面では単語しか出て来なかったのです。
ガリガリ勉強するスタイルだけではなく、もっと練習して瞬発力をつけておけば良かったと後悔しました。
日本にいながらでも、高額なお金をかけずにアウトプットすることはできます。
オンライン英会話を活用したり、英語で日記をつけたりするなど、自分から進んで英語を話す練習をする機会を作りましょう。
周りと比較して落ち込んでしまう
周りに英語を話せる人がいる場合、その人たちと比べて自分のできなさが目立ってしまうかもしれません。
ただ、一人一人話せるようになる目的や、合った勉強の仕方は違って当たり前です。
私はオーストラリアで語学学校にいた時、周りにいたヨーロッパの友達の上達が早く、悲しくなった時がありました。
テストに合格して上級クラスに彼らが進んでいった時、自分はまだレベルアップできず、取り残されてしまったのです。
ただ、彼らの言語は、もともと骨格が英語と似ているのに対し、日本語と英語はとてもかけ離れているので無理もない話なのです。
落ち込んでしまう時は勉強を始めた当初の気持ちを思い出し、焦らず客観的になるように意識しましょう。
英語を話せるようになるステップ
英語学習につまづいて悔しくなってしまうパターンを紹介してきました。
ここからは、これらのありがちなポイントをどう克服していくかを解説していきます。
中学レベルの文法力を身につける
今日あった出来事を簡単な英語で日記に書けるくらいの文法力を身につけます。
たくさんの単語を覚えないと話せないイメージがありがちですが、英語圏で生活するとネイティブは意外にシンプルな言葉で会話をしていることに気づきました。
英語は20の動詞で伝わる では、give, have, take などの動詞を使ってできるだけ平易な言葉で伝える英語が紹介されています。
難しい単語を使わず、平易な言葉に言い換えて言いたいことを表現する練習をしましょう。
聞いたまま発音する練習をする
日本の日常生活で数多く触れているカタカナ英語を意識し、正しい英語でインプットし直す必要があります。
音声を発する辞書や、英語を音読するソフトで繰り返し発音を聞きながら耳で英語の発音をインプットします。
また、ネイティブの話す英語に触れる時間が大事と思いがちですが、実は日本人の目線で発音を習うことも大切です。
講師に習う他に、日本人が発音について書いた本で音声付きのものを繰り返し聞くこともできます。
発音習得におすすめの書籍
バンクーバー在住の日本人講師リチャード川口さんの発音の鬼 です。
バンクーバ 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ33
日本で独学で英語を学び、podcastなどで英会話番組を主催しているそーたさんの、 まるでネイティブのような「英語の発音」が身につく魔法の法則40 です。
そーた式!まるでネイティブのような「英語の発音」が身につく魔法の法則40
どちらでも、日本語英語とネイティブ発音を比較しながら楽しく学ぶことができます。
コミュ障でも世界を味方につける英語の勉強法: 箱入り娘が海外移住 英語学習 英語独学 英語耳
コミュニケーションが苦手な筆者の海外での体験談から学ぶことができます。
言いたいことを英語にする力を鍛える
何となく言いたいことは分かる気がするけど、なんと返していいか分からない。
という場面は英会話ではよくあるのではないでしょうか。
そんな時に必要なのが英語で表現する瞬発力です。
いくら英会話のレッスンや予習復習をしても、日本の生活の中では英語が必要な場面はかなり少ないと思います。
日常で身の回りのことや自分の考えたことを英語で考えることを意識する必要があります。
と言っても、何から始めたらいいか全く分からないこともあるかもしれません。
私がオーストラリアに渡航する前は、日常で使う単語帳に取り組みながら、身の回りで使うもので英語にできないものはメモをして後で調べるようにしていました。
受け身にならず、積極的に英語を使う機会を作るように心がけましょう。
英語を使ってやりたい目標を定める
英語を話せるようになる勉強のコツをお伝えしましたが、実は目標を決めることが一番大切です。
勉強の方法をいくら試しても、継続できなければ意味がないからです。
この時、映画を字幕無しで見る、海外旅行を乗り切れるようになるなど漠然とした目標でなく、自分だから実現できるような具体的な目標がおすすめです。
私の場合、海外で英語を使って生活できるようになると決めたものの、最初は実感が持てず挫折してしまいました。
おすすめなのは、机にばかりかじり付かず、人と会話したり、実際に海外に行ってみることです。
実際にイメージできるようになれば、必然的にしなければならないことが見えてきますよ。
会話以外で英語をアウトプットする方法
英語のアウトプットの方法として真っ先に思い浮かぶのが会話だと思います。
ただ、すぐに会話する環境を作るのは難しい方もいるのではないでしょうか。
そこで、会話以外で1人で英語をアウトプットする方法について紹介していきます
シャドウイングに取り組む
英語の音声を聞き、後に続いて同じスピードで併せて話すシャドウイングをすると、発音と瞬発力を鍛えられます。
私はマレーシアに就職する前に、英語の試験のスピーキングテストに受からず苦労したことがありました。
AIが私の発した英語を聴き取り採点するものでしたが、何度も挑戦する機会はあったものの、5回以上合格点に達することが出来ませんでした。
そこで、Youtubeでシャドウイングの教材を検索し、数日間集中して練習しました。
この他にもオンライン英会話で発音のレッスンを受け、母音を意識して発音するようアドバイスがありました。
この方法で練習し、6回目で無事合格することが出来ました。
シャドウイングは実際の面接の場面でも役立ったと感じています。
オンラインで外国人の友達を作る
オンライン英会話が難しいと感じる場合、文字で交流のできる言語学習アプリで外国人の友達とやり取りを楽しむことができます。
日本語を学びたい外国人とアプリで繋がることで、言語交換ができるのです。
最初は辞書や翻訳を使いながらでも、徐々に伝わる実感を得ることができます。
アプリに抵抗がある場合は、国際交流イベントなどに行き、外国人の友達を作る方法もあります。
日本語での場合もそうですが、どうしたら途切れずにテキストメッセージのやり取りを続けられるか工夫することが求められます。
会話が苦手でも、文字で自信をつけてから会話に望む方法もありますよ。
英語を使って何かを学ぶ
英語学習は継続が大切ですが、そもそも英語の習得事態を目標にしてしまうと挫折してしまうことがあります。
そこで、英語で何かを学ぶことでこの問題を解決することが出来ます。
語学留学だけでなく現地でスクールに通ったり、大学の進学や現地就職も視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
オーストラリアにいた際には、ブラジル人の友達で、現地の大学に行き、就労ビザを習得して長期滞在を実現した人がいました。
また、現地に行かずともオンラインで学ぶこともできます。
Udemyは、オンラインで講座を購入できるサービスです。
私の知人でWebエンジニアとして働いてる人は、英語のプログラミングの講義をこのサイトから購入して学ぶことがあるそうです。
これからはグローバル化とIT化が進むので、英語で学ぶ必要性がますます高まっていくと言えるでしょう。
まとめ
勉強しているのに英語が話せなくて悔しくなるパターンに、簡単に出来るようになると思っていること、カタカナ英語が染み付いていること、勉強の時間配分が間違っていること、周りと比較して落ち込んでしまうことがよくあります。
中学レベルの文法の知識を身につけながら、発音とアウトプットに重きを置いて学習するようすると、これらの問題の解決に繋がります。
また、英語学習だけを目標にせず、学習したあとどうなりたいか目標を定めることが一番大切です。
最初の頃はぼんやりした目標でも、アウトプットするにつれ、話せるようになる実感も湧いてくるものです。
このためには、日常から積極的に英語で表現する機会を見つけることが大切です。
英語を使って何かを学ぶ環境があれば、目標が明確なり挫折を防ぐことにも繋がります。
本記事が英語学習につまづいている方のヒントになれば嬉しいです。