最近、実はマレーシアでやらかしてしまいました。日本の友達から政治の話が聞きたい!とのリクエストに答えるため、タブーとされている政治や人種のことについてyoutubeで触れてしまい、マレーシアの人からコメントと低評価の嵐。いわゆるプチ炎上が起きてしまいました。私のリテラシーの低さが全ての原因です。
日本人向けとはいえ、英語の勉強にと英語字幕を思考停止でつけっぱなしにしていたのが火に油を注ぎました。今は動画を削除済みです。
そこから学んだこと、今日本で話題になっているSNS上でのマナーについて考えたことをシェアします。
ローカルの友達に内容を見てもらって、何が炎上の原因になったかを聞きリストアップしました。
日本人が海外のことを情報発信する時気をつけたいこと
- 人をカテゴライズしない
日本にいると単一民族なので、つい外国の人に対して○○人とか言ってしまいますが、公の場では避けた方がいい表現です。
血液型を気にする日本人ですが、海外では人は一人ずつで分類されるべきではないという考え方。
日系企業など日本人ばかりでの場での会話では使いがちですが、多民族国家では複雑でデリケートな話題なのでSNSでは注意が必要です。 - 事実と意見は分ける
一部の人から伝え聞いただけの話で、動画のタイトルが「マレーシアでは」となっていたので、見た人は全ての人がそうなのだと誤解を与えるものでした。
友達の意見は意見であって、アンケートなどをとって得られた「事実」ではありません。
マレーシアでは、などとタイトルに入れるとビューが上がるのを気にするあまり、これに盲点になっていました。浅はかさに反省です。 - 政府の批判は危険
日本にいると、政府についてのネガティブな表現などもSNSで飛び交っていますね。ただ、海外では日本と政府と国民の関係が異なることもあります。
動画の炎上に気づかず放置していたら、私もマレーシアでのビザを取り上げられていたかも、と思うとゾッとします!周りの人が会話で政府を例え批判していても、それをSNSに上げることは避けたいものです。
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炎上するとこんな感じ
動画を23日夜に公開してすぐ、2件ほど低評価と批判コメントが来ました。
いつもなら翌日には良くて100ビュー、高評価が数件押されて、コメントはほとんどない私のチャンネルですが、「誹謗中傷する人はどこでもいるんだな〜」くらいにこの時点では考えて放置していました。
翌朝、さらにコメントがあり、誰かが通報する前に動画をストップせよとのこと。
コメントに返信し、最後にはマレーシア政府はよくやっていて、すごいと思うと書いてある結論を見るように反応しましたが、そこ以外がNGだったそうです。
この時点で300ビューくらい。その後誰かがfacebookに投稿して、一瞬でコメント急増!ビュー数が600過ぎまで伸び、大変なことになりました!
怖くなったのでこの時点で動画を非公開にしました。
24日に反省も込めて動画で直後の心境を話しています。
ただの誹謗・中傷とは違う空気を感じた
ただ、動画のコメントを読んでいると「確かにそうだな」と思うものばかり。
最後まで動画を読んでの反応もあり、いわゆる日本で今問題になっているような、人を軽々しく攻撃するものとは違う空気を感じました。
初めは、「火のないところに煙はたたないし、言論の自由でしょ」くらいに思っていたのですが、ローカルの友達にそれを言うと怒られました。
悪者は私の方だったのです。国の文化に従わず、浅はかな知識で、周りの人に伝え聞いた限られた情報でマレーシアを語ってしまい、不快な思いをさせてしまいました。
悪いことをできないための仕組み
動画をストップして凹んでいた時に、youtubeでマコなり社長の動画を見ていました。
悪いことを「やろうとしてもやれない仕組み」を作ることが大切とのこと。
「あなたにお願いしたいアクションプラン」(14:11)の部分では、
人を誹謗中傷するような「悪い人に気づきを与える機会を与える」
「相手に敬意をもった注意の仕方」を皆でしていきましょうと呼びかけがありました。
仕組みが自然に働くマレーシア?
この動画を見てい思い浮かんだのが、今回の件でのマレーシアの人からのコメントです。
批判コメントしてくる人=悪い人となる場合を想像しがちですが、今回は発信者である私が悪いことをしていました。
えっ、と思うかもしれませんが、国が違えば国のルールに従う必要があります。
なので、逆に考えるとマレーシアの人から批判や動画をストップするように声があったのは、「悪いことをさせない仕組み」なのかも?と考えました。
そんなことが法律や警察が出なくてもできるマレーシアの社会だとしたら、すごいことだと思いませんか?
今、マレーシアの人からのコメントは動画を削除したので見ることはできませんが、マコなり社長が発信されているように「その言い方は失礼ではないですか?」など敬意のある言い方でした。
死ねとか日本へ帰れなど汚い言葉などは入っていませんでした。
発信内容の規制をシステム的にすることもできますが、まずは人と人との声かけも大事なのかと感じました。
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最後に
今回は私が日本人しか見てないだろうと思って発信したことが、英語字幕が手伝ってマレーシアの人の目に止まってしまったと思います。
日本人しか見てないと思ってyoutubeやその他のSNSで発信しても、翻訳機能が発達して海外の人も手軽に見れるようになる時代にもなると思います。
なので、SNSのモラルもグローバル化するかもしれません。
未熟で世間知らず、人とのトラブルも多い私ですが、世界のどこから見ても不快のない発信ができるように、改善していきます。
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