こんにちは、Minisakiです。
本記事では、TOEIC対策としてPart5,6を理論的に解きスコアアップするコツをお伝えします。
TOEICPart5,6の対策の情報を集めていた時、こんな経験はありませんか?
「読解スピードを上げよう」「文法を身につけよう」など抽象的な情報が多くて、ただ多く勉強することだけが対策なの?気が遠くなっちゃう...
スクールで講座を受けたけど、正解の理由とか「知識」ばかり。
実際にどんなプロセスで解くの? 具体的なことが分からない。
私Minisakiもかつては特に長文問題が大嫌いで、相当の問題数をこなしていく「忍耐力」が対策には必要だと思っていました。
オーストラリアへワーキングホリデーに行き、最後に受けたTOEICの対策講座を受けて、スコアを300アップするまでは。
受講した生徒は平均200スコアアップする2週間の対策講座を受けて
こんなに実践的で効率的な回答の手順があるんだ!
と感動したのを覚えています。
英語は語学なので、もちろん、問題を多く解いて慣れることは対策としては必要です。
ただ、「効率のいいメソッドで」多くの問題を解くのと、ただ闇雲に解いていくのとでは結果が違ってきます。
そこで、闇雲な勉強を続けて挫折していた過去の私のようになる前に、この対策講座の内容が目標スコアへの近道になればと思い、この記事を書くことにしました。
TOEICリーディング問題全体の特徴
まず、なぜPart5,6を効率的に解く必要があるかを、リーディングテスト全体を見ながらお話しします。
Reading 2019.05現在 (最新の情報は こちらの公式サイトに掲載されています)
試験時間75分
Part5: 30問
短文穴埋め 問題用紙の空欄に当てはまる最も適切な回答を選ぶ
Part6: 16問
長文の中の空欄に当てはまる最も適切な回答を選ぶ
Part7:1つの文章 29問 複数の文章 25問
色々な長文を読み、それに対する設問の最も適切な回答を選ぶ
新形式になり、Part5穴埋め問題が減り、Part7の問題が増えました。
難易度が上がり、より長文読解対策が必要になりました。
試験時間から、各問題にかける所要時間を計算すると
Part7は1問1分程度で解く必要があり、
Part5, Part6については1問30秒以内に解く必要があることが分かります。
時間配分もリーディングには大切なスキルの一つです。
こちらの記事では時間管理について詳細を記載しています。
リーディングの最後の部分Part7の解き方については、別記事を用意しています。
それでは、早速具体的な解答法についてお伝えしていきます。
Part5 解き方の手順
1.問題文は全部読まないで解答の選択肢を見る
問題を解くのに1問20秒くらいで解く必要のあるこの試験では、なんと
選択肢から見る
という大胆なことをしてOKです。
選択肢を見ると言っても、選択肢を全部和訳する必要はありません。
見て何をするかというと...
2.問題のタイプを大まかに2つに分類する
この分類には単語の知識は必要ないのかな?
必要ないよ。初心者でも大丈夫!
なぜ分類が必要なの?
パターンごとに解き方が全く正反対だから。
スピード重視のこのパートでは無駄な作業をしている時間はないよ。。
タイプごとに正しい解き方でサクッと終わらせましょう。
分類のパターンです。
スポンサードリンク
- 文法問題のパターン
語尾が変化しており、語源は同じ4つの単語が並んでいる
(ex.) When returning goods, the _____ receipt must be enclosed with the item.
- origin
- originality
- originally
- original
- 語彙問題のパターン
語源はバラバラになっている。
(ex.) I am still unsure of the primary _____ of the summit that will be held next month.
- objection
- thoughts
- responses
- purpose
もし問題の選択肢が4つの違う前置詞、接続詞の場合は、文法も語彙も両方解答するのに必要です。
- 文法・語彙両方とも必要なパターン
(ex.) It is necessary for attendees to be seated ______ 1:00pm, because the ceremony commences at that time.
- during
- before
- on
- throughout
この時まだ選択肢をじっくり見る必要はありません。
それぞれの解答手順を以下でお伝えしていきます。
3.文法問題の解き方ステップ
①質問文の空欄部分の前後を見る
②A,B,C,Dの選択肢を見ずに、空欄部分にはどんな品詞が入るのか推測する
例: XXX is _______. (空欄は大抵形容詞が入る)
③時制、単数複数など文法的な形を確認する
例:She _______ absent yesterday. (空欄は過去で単数のwasが入る)
④解答を選択する
文法とか、苦手。名詞、動詞、副詞ってなんだったけ?;さっぱりなんだけど!
そんな子は語尾に注目して特徴を捉えられれば、大丈夫。知らない単語に出会っても慌てずに推測できるよ。
品詞って何?という方はこのサイトが分かりやすいです。
各品詞ごとによくある語尾の形
- 名詞によくある語尾:-er, -or, -ee, -ist, -ian, -ant, -ion, -ty, -ment, -ness
- 形容詞によくある語尾: -ful, -less, -ent, -al, -al, -able, -ous, -ry, -ate, -ive
- 副詞によくある語尾: -ly, -wise
- 動詞によくある語尾: -fy, -ize
私は試験対策中に出てきた新しい単語は語尾別にメモして分類していました。
「あ、あの時習った、出てきたけど思い出せない」と思わず勉強ができるのでオススメです。
選択肢に同じ品詞がある場合
こんな同じ品詞から選ぶ場合はどうすればいいの?
例:Operator, Operation, Operating, Operators
以下のステップで考えていきます。
<名詞編>
①単数か複数かを判断
直前にa,anなど冠詞 、直後に動詞 (is/am/are do/doesなど)があればそれを手がかりに判断します
②人なのかそれ以外かを判断
語尾の形で判断します。-er, -ee, -ianなどは人である場合が多いです。
③人でない時は行動やプロセスのこともある
例) delivery, delivering, deliverer
1.I received a ________ in this morning.
2.I spoke to a ________ this morning.
3._________ pizza is my job.
1,2は単数で、1.は人ではなさそう。2.は人でありそうなのが分かります。
3.については人でもものでもなさそうなので行動・プロセスであることが分かります。
<動詞編>
①自動詞なのか他動詞なのかを判断する
- 他動詞:give, hold, praise など それだけでは成り立たず、目的語がある
- 自動詞:arrive, die, happenなど それだけれ意味が成り立つ
※自動詞は受け身にならない
②目的語を探す
___________ Object →能動
Object _______________→受け身( be+過去分詞)
③主語は単数か複数か確認する
④助動詞はあるか確認する( can, will shouldなど)
⑤文章が過去なのか、未来なのかなど時制を確認する
注意すること
- このタイプの問題は文法だけを問う問題なので意味を完全に理解しようとしない
長くなりましたがここまでが文法問題の解き方です。
スポンサードリンク
4.語彙問題の解き方ステップ
語彙の問題は意味が大切。文法問題と違って文章をしっかり読む必要があるんだって
①A,B,C,Dの選択肢をすぐに見る
②頭の中で単語を発音し、解答が空欄に合うのかを確かめていく
③語順を意識する
日本語では「昨日彼は学校でバスケをした」「彼は学校でバスケをした」など順番が変化しても意味は変わりませんが、英語では語順がとても重要です。
基本的な語順
何が する 誰/何 どこ いつ
He played basketball at school yesterday.
名詞 動詞 名詞/代名詞 副詞の順
名詞「何が・誰」などを修飾する語がつく場合
Very beautiful woman
副詞+形容詞+名詞の順
オススメ:こちらの「意味順書き込み練習帳」は初心者からでも分かりやすく英語の語順や文章の組み立て方が分かります。講師時代の生徒さんにも好評でした。
5.文法・語彙両方問題の解き方ステップ
①最初に文法にフォーカスし、1〜2個あてはまらない解答を消去法で消す
②文章内での意味と接続を考え、適切な答えを選ぶ
注意すること
知らない単語が出てきても慌てず、知っている知識を使ってベストを尽くす。
実際にオーストラリアで受けた英語版のレジュメを元に書いた記事もあります。
英語で勉強してずっと英語に触れたい方は、こちらの記事もどうぞ。
Part6 解き方の手順
基本的にはPart6は同じテクニックを使用して解くことができます。
part5のように、質問を文法と語彙に分類して解いていきます。
もし語彙問題に当たった時には、前後の文章をもう少し読んでから解答する必要があることもあります。
いかがでしたか?
今日から闇雲に問題を解くことを卒業し、実践的で正しく効率のいい解き方でスコアアップをするために問題を解いていきましょう。
オススメ:TOEICリスニング対策の記事はこちらです。
TOEIC PART7対策はこちら
TOEIC時間管理術はこちら