現在ホテルで外国人との接客をよくしている私です。
ホテルで同僚が使っている接客英語のテクニックや
英会話講師の経験から同僚に質問されることまで、
このブログで時々シェアをしていきます。
中学の義務教育を受けている人 英語アレルギーの方にもすぐできる初級編 から
自分の思いを翻訳ソフトを使わず英作文したい 上級者まで、
初級編は「当たり前じゃないか!」とツッコミが入りそうですが、
当たり前のことを行動にすることって習慣が必要なのですよね。
記事は易しい順番になっています。
「次はどんなのかな?」とワクワクしながら読み進めてもらえたら嬉しいです!
1.初級編
こちらは、まず外国人と目があった時。
ホテルならカウンター、お店ならエントランスやレジにきた時に。
日本では「いらっしゃいませ」と声をかけるシーンで反射的にできるといいのが、
How are you?
と質問を投げかけることです。
えっ、中学で習って知っているし!今さらこれ?と思いますよね。
ところが、私も盲点になっていて、アメリカに住んでいた同僚が
自然にしているのを見て、ハッと気づいたのです。
How are you?って聞かれて
I'm good, and you?などど答えていても、
自分から投げかけることってあまりしてなかったな、と。
早速今日挑戦してみました。チェックアウトをされる欧米系の方へ。
「お元気ですか?」と聞いている意味は全くないので、
「難しい言葉が返ってきたらどうしよう!」と構えることは心配無用です。
ぜひ、こちらから質問を。絶対通じる、かつ笑顔でキャッチボールが
できることが分かっているこのフレーズで、まずは緊張をほぐしてくださいね。
2.中級編 だいたい 以上 以下
接客業、特にホテルやお店の方だと、道を聞かれたり、
タクシーで行ったらどのくらい?など
時間やお金の説明をする必要があることがあります。
その時に
これはだいたいです。〜以上は、〜以下です、状況によって変わります。
などと言えたら便利ですよね。
文脈別に、挙げていきます。
だいたい2000円
approximately 2000 yen
だいたいの値段は2000円です。
The rough price is 2000 yen.
20分以上
20 minutes or more
3才までの子供
Children 3 years old or younger
〜より少ない はless than, more than などもありますが、
〜の部分が含まれているには orを使って両方を含めることができます。
ぜひ、だいたいを伝えたい時、使ってみてくださいね。
3.上級編 「〜という(名詞)」
その場だけの接客では、単語やイディオムでなんとかなることもありますが、
言いたいことを電話やメールで伝えるには、
文章として組み立てることが必要です。
ここで、初心者の方は してしまいがちなこととして
*日本語の語順で英語化しようとしてしまう
*最初から英語で文章なんて無理!と諦めて翻訳ソフトに頼る
この2つをしてしまいがちですが、これを卒業して
自分で英語の文章として組み立てるには?
「骨格は先に書いてしまう」がポイントです。
今日は「〜という(名詞)」を例に英語化のテクニックをお伝えします!
「先ほどお伝えした金額はだいたいの金額です。」
という内容を英語化することを同僚に相談されました。
Before I told the price is,...
と彼は文章にしようとしていましたが、これは実は日本語の語順。
The price I told you before is...
が英語としての正しい語順です。
「言いたいことは先」というのは
「価格がどうだった」が本当に伝えたい骨格なのです。
日本語は骨格は後にして、説明が先に来ることが多いです。
先ほどお渡ししたカード
The card I gave it to you before
特別アシスタントが必要なお客様 (空港で流れています)
Customers who need special assistance
子供向けのスリッパ
Slippers for children
全部、「言いたい骨格」この場合名詞は後になっていますね。
ついつい日本語の語順で考えがちですが、英語の時は英語の語順で。
正しさが増せば、より伝え方にも磨きがかかり、伝わりやすさも倍増です!
英語を使う現場で働いていながら、発信することって貴重な存在だと気づき
今後も気づきがあった時にはブログを更新します。
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