こんにちは、Minisakiです。
本記事では、TOEICリスニング対策としてPart別のスコアアップ術と基礎力アップのコツをお伝えします。
Part別スコアアップ術では動画の解説もあり、おすすめツールやおすすめ書籍、逆にしなかった勉強法など盛りだくさんに情報を提供。時間を割いて書きました。
ある一定以上の長さになったら英語が聞き取れない
聞くのに集中すると、次の問題に間に合わない!
こんなお悩みはありませんか?
TOEICの対策には
- 日々コツコツ英語耳作りのための積み上げ
- TOEICの構成を理解し、スコアアップするテクニック
こちら両方が必須となります。
1年でTOEICのスコアを550→910に伸ばした私Minisakiは、
オーストラリア留学の最後に、TOEIC平均一人200点スコアアップするという
敏腕講師による2週間の対策講座を受けました。
スコアアップの喜びは忘れられないもので、帰国後の仕事や生活を変えたと言っても大げさではないと感じています!
後半のPart別対策部分にはそこで習ったスコアアップのコツを公開しています。
基礎力アップ勉強法については、英語コーチングを行った生徒さんから
「長いPart3,4の部分でも詳細に聞き取れるようになった」
「習った単語が実際に聞き取れた時感動!」
というお声をいただいております。
受講生のご感想 90日で英語脳フルサポート③ 2018年一期生編 - 自分らしく英語を使って仕事 Minisaki
受講生のご感想 90日で英語脳フルサポート① 2017年一期生編 - 自分らしく英語を使って仕事 Minisaki
- 試験の性質
- 基礎力アップ対策
- Part別対策
の順にお伝えします。お好きなところからご覧ください。
- TOEICリスニング試験の特徴
- TOEICリスニング基礎力アップ勉強術
- TOEICリスニング対策おすすめツール
- これは遠回り?私がしなかった勉強法
- Part1 解き方の手順
- Part2 解き方の手順
- Part3.解き方の手順
- Part4 解き方の手順
TOEICリスニング試験の特徴
試験時間は45分 問題数は100問の構成です。
シンプルなPart1から、徐々にPart4になるにつれて情報量が多くなります。
Listening(2019年5月現在)
Part1: 6問
問題用紙の写真を見ながら、聞こえてくる英語の描写で最も適するものを選ぶ
Part2: 25問
問題も回答も全てリスニング 質問または文章に対する回答を選ぶ
Part3: 39問
複数人の会話をリスニングし 問題用紙の質問に対する回答を選ぶ
Part4: 30問
アナウンスなどをリスニングし 問題用紙の質問に対する回答を選ぶ
Part3,Part4はとても素早く感じてしまいますが、
回答の選択肢に目を通してから問題のリスニングに入ると、正解率を高めることができます。
具体的にどこで問題文を見ればいいの?という方は
こちらの記事に詳細を記載していますのでぜひご覧ください。
TOEICリスニング基礎力アップ勉強術
※現在TOEIC700以上ある方は、すでにこちらを実践されているかもしれません。
Part別対策だけを読み、こちらは飛ばしてもスコアアップが計れます。
英語耳を養いたい方はご覧ください。
結論からお伝えすると
自分の口で言えない英語は聞き取れない
です。
CDを聴いて聴き取り、問題集の正解を見て理解する。
という勉強をしている方はとても多いと思いますが、もう一歩踏み出して
毎日自分の口で英語を発する
ということをぜひ実践してみてください。
一定期間対策すること、最低限の勉強時間の目安としては
毎日通勤・通学・家事など隙間時間の20分
別途机の上で30分
を想定してお伝えします。
コツ1: 母音と主語と動詞を意識
- 隙間時間で1日20分はTOEIC問題集等の英語音声を聴く
- 聞き取れなかった部分はノートに書き、自分の口で言えるようになるまで音声を聴きながら繰り返し練習
- その中で主語と動詞は何なのか?考えピックアップする
アイウエオなど母音の発音が英語では日本語よりもバリエーションが多くなります。
まとまっていて動画もあり分かりやすいページを見つけました。
コツ2 : リズムと強弱を意識する
- 英語には日本語と違うリズム感があります。
こちらのyoutubeの動画でリズムについてお伝えしています。
- 繋がりがある部分、tとdの音は弱く聞こえます。
例: That sounds fun! (ザットサウンズファン) ではなく
(だァッサゥンファン)のようなイメージ
It's a little bit cold today.(イッツアリトルビットコールド)ではなく
(イッtアリルビッtコールd)のようなイメージ
tとdが弱くなること、繋がり部分(リンキング)については、リチャード川口さんの「発音の鬼」に書かれてありおすすめです。日本語発音と英語発音の違いも比較があり分かりやすいです。
- 自分が話す音声を録音して聞いてみる
スマホの録音アプリなどで今は簡単に音声が録音できます。実際の自分の音読と、問題集などの音声を聴き比べ真似てみましょう。
コツ3:聞こえてくる英語とイメージを結びつける
- 一つ一つ文法や日本語訳を考えない
一つ一つを学ぶ時に、日本語に置き換えて訳していれば、聞き取れても理解するスピードが遅くなってしまいます。そこで、Part1などの写真問題を使って、
「音」と「実際の場面のイメージ」を結びつけてインプットしましょう。
例えば、"Nice to meet you"は「お会いできて嬉しい」ですが、「あなたに会う素敵」と訳する人はいませんね。
こんな風に、文字だけでなくイメージで場面ごとでインプットすることで英語耳を作るコツです。
TOEICリスニング対策おすすめツール
*発音アプリ
Natural Readers
問題集付属のCDのような事前に準備された文章を再生する音声教材ではなく、自分が発音を聞きたい英文や作った英作文を入力するとアプリが音読してくれるアクティブ型音読サービスです。時間制限後は課金制となっておりますので使用時間を工夫してくださいね。
iphone, ipad向け
「NaturalReader Text to Speech」をApp Storeで
以前はAndroidもあったのですが、なくなってしまったようです;
こんなリンクがありましたので、Androidの方はこちらを見て使いやすそうなものがあれば嬉しいです。
8 Best Text-to-Speech Apps for Android | TechWiser
これは遠回り?私がしなかった勉強法
・聞き流しだけ: 聞けないところを分析したり、一緒に口真似しないと効果なし
・ディクテーション: 書いたら文字上での学習になるので強い意思が必要
・単語帳を買って覚える: リスニング対策よりもReading対策としてはいい
表意文字である漢字を使う日本人は視覚優位の人が多いと言われています。
文字を見るとどうしても聴覚より視覚の情報が勝ってしまいます。
また、学校の受験勉強が染み付いていることもあり、
「リスニング対策をしているのに気づいたらreadingになっている」
という現象が起こってしまいます。
何度も言いますが「文字」による勉強でなく「声に出す」を意識ます。
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それではいよいよ、Part別対策に入ります。
Part別対策講座は、私がオーストラリアで英語の資料で勉強してきたものを使っています。
英語で資料を見たい方はこちらの記事が英語バージョンになっていますので、チャレンジしてくださいね。
Part1 解き方の手順
youtubeでは動画で解説しています。
お時間のある方はこちらを聴きながらご覧ください。
1.問題文を聴く前に写真を見る
問題文が聞こえてきて慌てる前に、用紙に目を通して、
だいたいどんなシーンなのか 写真の重要なポイントに注目し
誰が、どこで、どんな目的なのかを推測する。
2.写真に「動作」はあるか?
もし写真に「動作」があるなら、その動作を表す動詞を考え、
もし人も動きもないようなら、位置と物事を表す記載を考える
注意すること
①現在進行形に注意
今起こっていることを表している。動きは絵では表せない
例.
He is wearing a T-shirt → wearは着ている状態を表すので問題文としてありえる
He is putting on a T-shirt→「着る」という動作は問題文としてありえない
写真のみでは「動き」は表現できない
↑(着ているのか、脱いでいるのかが分からない)
②答えは「否定形」になっている可能性もあることを頭にいれておく
コーヒーを飲んでいる写真で"not drinking coffee"という選択肢もある など
③似たような単語の発音に引っかからない
写真に橋が見えるから、と言って安易に"bridge"の発音が聞こえた回答を選ばない など
3.答えを選ぶ
明らかに分かるものと「読み取る」ものがある。
進むにつれて間違った回答を消去法で消していく
*答えを一度決めたら、簡単には答えを変えない。
*次の質問文が始まったら、それ以前の問題について考えるのは辞め切り替える。
Part2 解き方の手順
youtubeでは動画で解説しています。
お時間のある方はこちらを聴きながらご覧ください。
1.自然な会話文を意識する
ここは文章ではなく2人の人物の会話です。
教科書通りの答えではない変化球が飛んでくることを頭に置いておきます。
2.質問文を忘れないようにする
質問文は、言うまでもないですが一番大切です。聴いたらよく覚えておきましょう。
3.質問のタイプを知っておく
(選択式、 Yes/Noで答える質問、否定疑問文など)
例: Would you like coffee or tea?
Either. どちらでもいい
Neither, thanks (No, thanks) どちらも要らない
どちらかを選ぶだけの回答ではなく、変化球もあり
この例の答えのバリエーション
- tea
- coffee
- both 両方
- either/neither どちらか/どちらも
- “Don’t you have lemonade?” レモネードないの
- What do you recommend? 何がおすすめ?
- Is the tea good? 紅茶って美味しいの?
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注意すること
①同じような発音の単語を混同しない
②質問に対して文法が合う選択肢をいつも期待しない
(代名詞、動詞の時制などは異なることがある)
例. When will you go to the museum?
答えはいつも “I will ~” ではない。
Next week / as soon as I get holiday / in September
③ "or"のつく質問に"Yes" "No"の回答は通常あり得ない
*答えが聞こえた思ったら、その場で暫定的な答えを決める
*最後まで選択肢を聞き取り、最終的な答えを決める
練習問題
Ex. How did you like the new factory?
Location is very good. / Better than I expected.
Part3.解き方の手順
1.問題文を聴く前に回答の質問文を見る
できれば回答も見て選択肢を絞る
答えは聞こえてくるか、または推測して読み取るのか意識する
2.キーワードを決め、リスニングに集中する
会話のどの部分に答えが含まれているか予想する
会話の最初の部分は特に集中して聴く
注意すること
* 似たような発音の単語、一つの単語で2つ以上意味のある単語を混同しない
*答えが聞こえた思ったらその場で暫定的な答えを決め、最後まで会話を聴いてから最終的な答えを決める
*30問問題があるのでとにかく先回りすること
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Part4 解き方の手順
まず一番大事なことは
落ち着く(Don’t panic!)
です。
1. 先回りする
directionが流れている時間を使って、先に質問文と回答を読み、
音声が流れるより先回りを心がける
リスニングスタートの前に注意する事
- 何に注意して聴くのかを知っておくため、質問文からキーワードを決める
- 会話のいつヒントが聞こえるか、足がかりになる単語を探しておく
- 質問文は聴いたら全て覚えておく
- 冒頭の部分は、ヒントがある場合が多いので注意して聴く。
2. 動詞に注目する
質問のタイプは「聞こえる」か「推測」2つのタイプどちらになるか意識し
聞こえてきた単語があると選択肢を単純に選ばない。
動詞で文全体の意味が変わることがあるので、注意する
例. What is included in the group rate?
For how long will arrivals be delayed?
Implied(推測): ヒントから推測が必要。選択肢の動詞に注目する。
例. Where is this announcement most likely made?
What is the purpose of the message?
- To inquire about a job applicant
- To ask about accommodations
- To offer help with relocation
- To inform a client of an available apartment
注意すること
*キーワードまたはその類義語を聴き、ヒントが出たのを確かめる
*質問の順番通りに会話文から答えが出てくるとは限らないので注意する
*答えが聞こえた思ったら、その場で仮の答えを決め、最後まで会話を聴いてから最終的な答えを決める
*もし質問に答えられなくても諦めずベストを尽くして次の問題へ移る
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