本記事は海外就職などでマレーシアへ初めて渡航を考える人がマストで知っておくべき税金のことです。
マレーシア移住が初めての外国人には182日間所得税約30%が給与から引かれるのを知っていますか?
滞在が182日以上になると居住者として認められ、後で申告して返してもらえますが、それまではお給料は実質約70%となるのです。
マレーシアへ海外就職して1ヶ月。
初めてのお給料日を迎えた私は日本円に頼らず生活していけるのか?レポートしていきます。
1.マレーシアでの所得税が高くなる理由
マレーシアでの所得税の制度を分かりやすく書いた記事を紹介します。
私はこの人材会社を利用しませんでしたが、他の会社に登録して、マレーシアで就職を考えることを相談した時点で説明がありました。
他の国では聞いたことがなかったので、正直びっくりしました。
日本の会社と同じように、マレーシアでも所得税はお給料から前もって天引きになります。
多くの会社では、最初に最高税率の約30%(年により変わります)を天引きしておいて、万が一従業員が182日以内に辞めてしまっても、後から企業が税金負担をしなくてもいいようにするそうです。
この記事では2018年度の税率28%で書かれていますが、税率は時々変わるようです。この記事を書いている2020年はどうなのでしょうか?
2.2020年の個人所得税の税率は?
1年前移住したシェアハウスメイトは税率28%って言ってたけど、会社には30%引かれるって聞いた。会社間違ってない?
と思った私は調べてみました。 こちらのページ半ば「個人所得税」のところに30%と記載されています。
渡航の時期によって変わりますが、マレーシア行きを考える人はだいたい30%くらいと覚えておくといいでしょう。
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3.給料別 所得税引かれた後な手取り額一覧表
では、実際にお給料から30%引かれてどれくらい残るのか。
日本人の就労ビザの最低月給のRM5000からRM10,000までの給料と手取りを一覧にしてみました。
- RM5,000 の30% ➡︎RM1500 ➡︎手取り RM3500
- RM6000の30% ➡︎RM1800 ➡︎手取り RM4200
- RM7,000の30%➡︎RM2100 ➡︎手取り RM4900
- RM8,000の30%➡︎RM2400 ➡︎手取り RM5600
- RM9,000の30%➡︎RM2700 ➡︎手取り RM6300
- RM10,000の30%➡︎RM3000➡︎手取り RM7000
面接に進んで、お給料の話になったら、額面だけで考えるのでなく、手取りは半年間はこれくらいなんだと自覚して移住計画を立てていきましょう。
ちなみに私のお給料はこの中のどこかにあります。
30%手取りになりながらも生活できています!
実際に私が1ヶ月滞在してどのくらいお金を使ったか、家計簿レポートはこちらです。
4.所得税30%引かれてもなんとかなる?
日本に住んでいると、
お給料が額面の70%だったらとても暮らしていけない!
と思うかもしれません。
もちろんマレーシアでも、高級な暮らしをすれば暮らしていけません。
例えばお給料が額面RM5000の人の場合で考えます。手取りはRM3500ですね。
マレーシア移住を考えた時によく聞く
家賃5万円相当でジム・プールつきのコンドミニアムに住める!
という話をそのまま考えて5万円の家に住むとすると、家賃は約RM2000くらいです。
手取りRM3500でRM2000のコンドミニアムに住むと生活できるか?と言われると、、だいぶ家賃に持っていかれてしまうので、食費とか他の部分は節約が必要になりそうですね。
でも安心してください。探せばRM1000代でも物件は見つかりますし、最初の半年は税金のことを考えてシェアハウスという手もあります。
そのおかげで、私は初給料をもらって以降は今のところ日本円に手をつけず生活できています。
また、2回目のお給料をもらう時にどれくらい残っていたか、などレポートしていこうと思います。
私はRM1200のシェアハウスに住んでいます。家探しをした時のレポートはこちらです。
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ここまでお読み頂きありがとうございました。
マレーシア就職を考える方は、物価が安くていい家に住めるということも魅力の一つになる思います。
ただ、最初に手取りとして入ってくる収入を知っておくと、日本円での貯金や渡航時期を計画しやすくなるのは間違いないです。
そういう面を考慮してもマレーシアがいいな!と思えるような仕事を見つけるのも大事かもしれませんね。
この記事を読んでいるあなたのマレーシア移住計画が順調に進みますように^_^
私が移住する時、航空券などを含めてかかった費用はこちらの記事にまとめています。